予防・クリーニング
予防重視で
いつまでも
健康なお口を
このようなお悩みのある方は、当院にご相談ください
- 歯に毎日歯磨きをしているのにむし歯になる
- 歯科治療に苦手意識がある
- 効果的なブラッシング法を教えてほしい
- いつまでも自分の歯でしっかりと噛みたい
大切な歯を守るための「予防ケア」
むし歯や歯周病から、大切な歯を守るための取り組みが「予防ケア」です。
以前は、ほとんどの方が、「歯が痛くなったら歯科医院で治療する」「年をとったら歯が抜けるのは仕方ない」「歯が抜ければ入れ歯にすればいい」という考え方でした。
けれども、最近では、お口の健康に対する意識が高まり、「むし歯や歯周病は適切なケアで予防できる」「治療ではなく予防のために歯科医院に通う」という考えが広がっています。
お口の健康を維持するためには、「毎日のセルフケア」はもちろんのこと、「歯科医院で行うプロフェッショナルなケア」を定期的に受けることも必要です。
歯が痛くなる前から、私たちと一緒に「予防」に取り組みましょう。
「予防ケア」は
お口の健康維持
のための新常識
日本はこれまで、先進国であるのに、お口の健康に対しての意識が低いとされてきました。
そのため、海外の一部の方からは「日本人は口臭がきつい」というイメージを持たれていました。
一方、予防意識が高いとされているスウェーデンでは、子どものころからお口のケアに取り組むことが当たり前です。
日常的にデンタルフロスを活用し、歯科医院で定期検診やクリーニングを受けるのが習慣となっています。
じつは、スウェーデンはかつて「むし歯大国」でしたが、国家的なプロジェクトとして「予防」に取り組んだ結果、70歳になったときに残っている歯の数は平均22.5本（2013年）となったのです。そして、日本でも、80歳になったときに20本の歯を残すことをめざした「8020運動」などの成果もあり、1975年の時点で75歳以上の歯の残存数は平均5本以下であったのに対し、2016年では平均15本以上と大幅に改善されました。
このように意識を変えることで、歯を守り健康なお口を作ることができるのです。
「予防ケア」は、始めるのが早ければ早いほど効果が高いとされています。
「今」から「予防」を始めてみませんか？
予防ケアの
メリット
予防ケアを行うことで、次のようなメリットがあります。
- ご自身の歯を長く残せる
- ご自身の歯でいつまでも食事ができる
- 全身の健康維持にもつながる
- 痛みが出る前に対処できる
- 治療費が削減される
- お口がスッキリする
むし歯が進行すると、感染部分を削る治療が必要です。一度削った部分は二度と元には戻らないため、詰め物や被せ物で補う必要があります。どのようににすぐれた歯科素材で修復しても、ご自身の歯に勝るものはありません。
「予防」に取り組むことで、いつまでもご自身の歯でおいしく食事ができて、会話を楽しめる可能性が高くなります。
また、歯周病をはじめとしたお口の病気は、重症化すると、誤嚥（ごえん）性肺炎、心疾患、脳梗塞といった全身疾患とも深く関係します。また、認知症とも関連があることがわかっています。お口の健康を保つことで、全身の健康や生活の質を維持しやすくなるのです。
そして、予防ケアを行うことで、治療にかかる経済的な負担が軽くなります。むし歯や歯周病が原因で失った歯をインプラントで補った場合、1本あたり平均して30万円ほど必要です。歯を守ることは、健康面でのメリットだけでなく、節約にもつながります。
定期検診で
行うこと
お口の健康を維持するためには、「定期検診」に欠かさず行くことが重要です。
定期検診では、次のことを行います。
- むし歯や歯周病の症状がないかを確認
- 各種検査の実施
- クリーニング（PMTC）
- 歯磨き指導
- 詰め物・被せ物に不具合がないかのチェック
- 粘膜の観察
ご家族の皆さまで
一緒に予防に
取り組みましょう
むし歯や歯周病は、お口の中の細菌による感染症です。細菌は唾液を介して感染するため、お子さまのお口の環境は、一緒に暮らしているご家族に似ている傾向にあります。
ご家族の皆さまで「予防」に取り組むことで、お子さまへの感染を防ぐことができます。
歯ブラシの交換日を決めて
毎月交換する
一生懸命歯を磨いていても、毛先の開いた歯ブラシでは、汚れをしっかりと落とすことができません。歯ブラシは1ヶ月に1度のペースで交換するのが理想です。交換日を決めることで、忘れずに交換することができます。
食事の際はよく噛む
よく噛むことで、唾液の分泌が促されます。唾液には、酸性になったお口の中を中性に戻し、溶け出したミネラル分を歯の表面に戻す「石灰化」を促す役割があり、むし歯予防に効果があります。「1口30回」を目安に、よく噛むことを心がけましょう。
永久歯へ生えかわるまで
仕上げ磨きをする
お子さまは手の力が弱く不器用なため、お一人だけではしっかりと汚れを落とすことはできません。特に、乳歯から永久歯へと生えかわる時期は、すき間があったり歯の高さがそろっていなかったりするため、磨き残しが多くなる傾向にあります。永久歯へ生えかわるまでは、保護者の方が仕上げ磨きを行うことが大切です。
